あら、よくいらっしゃいましたね。
ここは、裏に行くほどエロくないけど、表に出すのもどうか?というややエロい小説がありますわ。
青銅聖闘士や、黄金聖闘士達の、あられもない姿にドキドキでしょう? |
今日は9月19日。
シャカの誕生日だった。
この日もシャカは、いつもとなんら変わることなく日課である瞑想 |
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タイヤキをどこから食べるか?
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その夜、シドは、1人の女と出逢った。
流れるようなストレートの銀髪に、アメジストの瞳、どこか憂いを秘めた神秘的な女だ。
シドはその女を一目見て、気に入った。
彼女の肌に触れたい、
彼女の首筋に噛み付きたい、
そして、彼女の血を隅々まで飲み尽くしたいと、そう思った。
シドは、その女 |
『・・・シ、シド・・・・・』
たら・・・
『・・・ジーク、鼻血出てるぞ』
『はっ!?いかんいかん!』
アルベリッヒに指摘され、慌てて鼻血をふき取るジークフリート。
実は彼は今、愛するシドのストーカー真っ最中なのである。
こうして遠目からシドを見てても、つい興奮して鼻血が出るほど、ジークフリートはシドに夢中なのだ。
それが面白くないアルベリッヒは、こうしてジークフリートのシドのストーカーに着いてきていた。
『・・・それよりも、アルベリッヒよ、なぜお前が着いてくるのだ?』
『別にいいだろ?どうせ暇だし、なんか面白いことはないかなって思ってよ』
『私に着いてきたところで、なにも面白いことなどないぞ?』
『・・・いいんだよ、俺がジークの側にいたいだけなんだから・・・・』
『・・・?』
思わず、本心を言ってしまい、慌てて話題を変えるアルベリッヒ。
『そ、そんなことより、シドのこと見てなくていいのかよ?』
『は、そうだった!』
ジークフリートが再びシドのストーカーを再開しようとしたが、すでにシドの姿はそこにはなかった。
『しまった!シドを見失ってしまった!!』
うろたえるジークフリートを横目に、アルベリッヒは内心ホッとしていた。
これで、ジークフリートがシドのストーカーするのを諦めてくれればいいのだが。
だがジークフリートは諦めが悪かった。
『なんの、これしきのことでシドを諦める私ではないわ!』
そして、シドの部屋へと先回りして、彼が帰ってくるのを見張ることにした。
『なんで俺までジークに付き合って、シドなんかストークしなきゃなんねんだ?』
内心愚痴るアルベリッヒ。
と、その時
ガチャ
扉が開く音がして、1人の青年が部屋に入ってきた。
ライムヘアーの短髪をツンツン立てた、オレンジの瞳の、精悍な顔立ちの男だ。
彼を見て、ジークフリートは
『ああ、シド・・・・いつ見てもかわいいな』
『あれのどこがかわいいんだよ?。側にはもっとかわいい俺がいるっていうのによ』 |
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神闘士in修学旅行(夜這い編)
ここはとある旅館。
そこでは夜な夜な、こんなことが繰り広げられていた。
その夜は、
ここはバドの部屋・・・
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キャッツ・アイ
愛=ミーメ
瞳=シド
泪=ジーク
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バドミーメらぶらぶ計画その2
バドはミーメをデートに誘うことにした。 |
『バド、実はシドのことで話があるんだが・・・・』
『』 |
シドの7人斬り
vsハーゲン
いつものように、溶岩洞で修行をしているハーゲンの元に、なぜかシドがやってきた。
『・・・ハーゲン・・・・』
『なんだ、シドか!珍しいな、お前がこんなところに来るなんて?』
『まあな・・・』
『で、なんの用なんだ?、悪いが俺は今修行中で手が放せないんだ』
『ああ、それでいい』
言うとシドは、ハーゲンの背後に回ると、いきなり抱きしめてきた。
ぞわわわ!!!
途端、全身鳥肌立つハーゲン。
『っ!?、なっ、なにしやがる!?離せ!!』
ハーゲンは慌ててシドを振りほどこうとするが、シドは、なぜかハーゲンをうっとり見つめてきた。
(・・・なっ!なんだこいつ!?)
シドのラブラブ光線に、思わず呆然とするハーゲン。
シドはそんなハーゲンの耳元に、そっと呟いた。
『・・・ハーゲンは男らしくて羨ましいな。私にも、こんな浅黒い肌や、たくましい体つきが欲しかった・・・』
「は?、お前、いきなり人に抱きついてなに言ってんだよ!?」
突然のシドの奇行に、ハーゲンは焦った。
こんなところをフレアに見られたら大変だ!
『とにかく離せ!!』
必死でシドを振りほどこうとしても、なぜかびくともしない。
「フッ、いくらもがいても無駄さ。このシドに捕まって逃げ延びた獲物はいない!」
なぜかハーゲンをがっしり捕まえては自信満々に言い切るシド。
「はあ?いきなりナニ訳わからんこと言ってんだ?」
「ふふふ・・・・、さあ、無駄な抵抗はやめて、大人しく俺のいうことを聞いてもらおうか?」
いきなり黒シド降臨!
「なっ!?ちょっと待て、シド!お前なんかおかしいぞ!?」
いつものシドではないことにようやく気づいたハーゲン。
だがもう遅い!
彼はすでに黒シドの餌食にされそうになっていた。
と、その時!
突如背後から凛とした声が呼び止めた。
「待ちなさい!シド」
振り返るとそこには?
腰に手を当て、キッとこちらを見ているフレアの姿が!
「フ、フレアさま〜!!」
わらにもすがる思いで彼女の名を呼ぶハーゲン。
「フッ、これはこれはフレアお嬢様。わたしに何用ですかな?」
突然、仰々しい口調になるシド。
「え?シド?」
「うふふ、そんなの決まってるじゃない。ハーゲンを助けに来たのよ」
「・・・・フレアさま・?」
「それは勇ましいことです。ですが、果たして貴女にわたしからハーゲンを奪い取ることができますかな?」
「当然よ!あなたなんかにわたしのハーゲンは渡さないわ!」
シドとフレア、睨み合う2人の間にはさまれ、ハーゲンはただただ、いつもと様子の違う2人を交互に見ることしかできなかった。
「ハーゲンの操は、わたしが命に代えても守り抜くわ!」
|
|
風呂場でシャワーを浴びてると、突如、彼も入ってきて、背後から
気配に気づき、振り向きさまに、
そのまま壁際に押し付けられて、手首を捕まれ、強引にキスを重ねる。
胸を揉まれつつ、キスでくちびるを塞がれ、
腕を捕まれ、抵抗できないようにされ |
| 恋の駆け引き |
危険な遊び
サガvシャカデート
デート中、突然の雨に降られて、2人が駆け込んだ場所、そこは・・・
なんと、ラブホテルだった!
だが、そうとは知らない世間知らずで無垢(?)な2人は、丁度いい雨宿り場所だと、そこで休憩することにした。
シャカはとにかく俗世のことには疎いようだし、サガはクソ真面目なので、そこが愛し合う男女(一部例外あり)が××するところだとは気づいていないようだった。
とにかく、手近な部屋に入ることにした2人。
部屋に入ると、いきなり部屋の真ん中にはどでかいベットが置いてある。
しかも1つだけだ。当然のことだが。
「む、ベットが1つしかないではないか?」
怪訝な表情で呟くシャカ。
「別にいいのではないか?なんならわたしはソファで寝るが?」
サガはさして気にもしていないようにあっさり答えると、トイレとお風呂を確認しに行った。
1人残されたシャカは、複雑な心境だった。
子供の頃から密かにサガを想っていたシャカ。
そりゃあ、サガと一緒のベットで寝れるかもしれないのはとても魅力的なことだが、だが!
果たして、1つのベットに2人が一緒に寝るだけで済むのか、どうか?
男はみんな狼なのだ。
あの神のような男と称えられるサガだって、男だ。
ベットに入った途端に、突如狼と化すかもしれない。
シャカは自分のことは差し置いて、悶々と悩んでいた。
サガに襲われるかもしれない。
それは、シャカにとっては、正直願ったり叶ったりのことだったが・・・
(いや、まだ早い!そういうことは結婚してからするものだ)
さすがお堅いシャカは、結婚するまではお互い清らかな身でいなければならないと心に決めていた。
と、その時、突然サガの声がした。
「おいシャカ。風呂が沸いたぞ。先に入るか?」
「なっ、にい!?」
サガの「お風呂入るか?」発言に、突如心拍数が急上昇するシャカ。
(お、お風呂だと!?まさか一緒に入ろうとか言い出すのではあるまいな?)
シャカは閉じたまぶたの奥から、サガの本心を見抜くかのようにまじまじと彼を見つめてきた。
が、サガは涼しい顔で、テレビのリモコンをONにして、いろいろとチャンネルを替えている。
サガと一緒にお風呂。
それもそれでシャカにとってはとても魅力的なことだが、サガの逞しい裸体が拝めるのならばなおさらだ。
だが!果たして一緒に入るだけで済むのかどうか?
当然2人とも風呂場では裸なのだ。
これでナニも起こらないわけはない。
それを思い、またもや悶々とするシャカにさらに追い討ちをかけるような出来事が起こった。
それは、サガがチャンネルをいろいろ回してるテレビの画面から聴こえてきた。
そこからは、子供のような声を出して喘ぐ女性の声・・・・
そして画面にはとんでもない光景が!?
おもわずそれを目にしてしまい2人は呆然とした。
そう、たまたまサガがまわしたチャンネル。それはラブホテル特有のエロチャンネルだったのだ!
さすがに、なんともいえない気まずい沈黙があたりを支配した。
あわててチャンネルを他に替えるサガ。
シャカはそわそわと落ち着かない。
改めてここは普通のホテルではないと気づき始めてきた。
さっきのエロチャンネルにしろ、内装にしろ、妖しい。
なんせ、ベットの枕もとにはティッシュと謎の輪ゴムらしきものが入った小さな真空パック。
だが、まだナニもしらない白サガとシャカにはそれがなんなのか分からなかった。
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シドvミーメ温泉編
温泉旅館にペアでご招待されたシドとミーメ。
彼らが心配なジークとバドは、こっそり後を追いかることに・・・
ここはとある温泉旅館。
そのカウンターで宿泊の手続きをする、爽やか系ハンサム美青年・シドと、クールな美少女(?)ミーメ。
ミーメは、こういうところへ来るのは初めてなのか、しきりと珍しそうに辺りを見回していた。
そして部屋に通された2人は、
ミーメはやはり興味深そうに日本の和室然とした室内を眺めていた。
「へえ、ここが日本の和室というものなのか」
窓から外の景色を眺めて感嘆の声をあげるミーメ。
「ねえ、見てみて、シド。ここから温泉が見えるぞ」
「そうだね」
シドはそんなミーメの様子を見て、微笑ましく思った。
窓から外を眺めるミーメの隣りに並んで立つと、そっと肩に腕を回してみる。
するとミーメは多少びっくりしたようだが、腕を解くヒマも与えず、ふかさずキスで口を塞ぐ。
「・・・!?」
突然シドにキスされ、戸惑い、困惑するミーメ。
その口内へとシドの柔らかい舌が侵入してきては、ミーメの舌と絡み合う。
はじめての体験に思わずミーメは自分がうっとりと目を閉じて、シドのなすがままになっていることにも気づかず、彼に体を委ねる感じになっていた。
まるで夢のようなひと時が過ぎ、ふいにシドが顔を離して、そのひと時は突如終わりを告げた。
恥かしげに顔を伏せるミーメ。
なぜ突然シドがこんなことをしたのか分からない。
「ごめん、ミーメ。突然で驚いただろう」
「ううん、ちょっとね。」
まともにシドの顔が見られず、伏せたままミーメは呟いた。
「でも俺は、ミーメのこと・・・・」
「いいよ、もう」
たまらずミーメはシドから体を離した。
とりあえず、そわそわ落ち着かないミーメは室内をうろうろと歩き回り
それから、夕食の時間になり、女中が料理を運んできた。
初めて見る豪華な懐石料理の数々に思わず目を輝かせるミーメ。
見るもの全てが珍しいものばかりだった。
海の幸、山の幸をふんだんに使った料理の数々を珍しそうに眺めるミーメの様が微笑ましいシド。
アスガルドではとても味わえないものばかりだった。
「実は、貸切風呂を予約したんだ」
シド
「え?貸切風呂?」
「そう、ミーメと2人きりでゆっくり入りたくてね」
そして2人は貸切風呂に入ることになった。
先にシドが
ミーメが体を洗う様を、湯船に浸かりながら見ていたシド
「ミーメは肌が白くて綺麗なんだな」
「え?ありがと」
シドに褒められて、戸惑いながらも
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シドとミーメがチェックインしてから、しばらくして、今度はジークフリートとバドもやってきた。
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バドとシド
ジークとミーメ |
『やあ、エンジェルたち』
『ハーイ、チャーリー』
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もうすぐ9月19日
シャカの誕生日である。
シャカは普段道理瞑想していたが
サガvシャカ
シャカには黄金がよく似合う
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| 『』 |
『ねえ、星矢、聞いてくれる?』
『』 |
| ドラマ劇場 |
幸福の王子・シド
ツバメのミーメ |
| 共犯者 |
| 抵抗できないように、手首を押さえ付けられ |
男子校物語
女子校物語
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| 『ハーゲンは、本当に奥手なのですね』 |
禁じられた遊び(アルベリッヒ)
黒蜥蜴
カマキリ女
食虫花
真夜中は別の顔 |
『シドって・・・かっこいいな、そう思うだろ?ギング?』
フェンリルは、柱の影からこっそりとシドを見つめては、ギングに聞いた。 |
乙女誕
ここは、冥界・エリシオン。
そこでは、アテナ・沙織とそのお供のシャカ、冥皇ハーデス、それにパンドラも
『・・・アテナよ、あなたが直々に余に会いに来るとは珍しい。一体なにを企んでおる?』
『あら、いやですわ、なにも企んでなどおりませんよ。人聞きの悪いことを仰られないでくださいな、オホホホ!』 |
バドの恋煩い
バドは溜息をついていた。
『・・・はぁ・・・・、シド・・・・お前の香りは天使の香り』
『お前のその瞳で見つめられるだけで、俺は天にも昇るようだ』
『お前が側にいるだけで、俺の体は熱くなる』
『・・・シド・・・、俺のかわいいシド・・・・』 |
兄貴ラブラブ同盟
カノン・タナトス・シド
ここ、冥界・ |
バド・24(トゥエンティ・フォウ)
俺は、バド。
今日は俺とシドの誕生日。
そこでヒルダ様が俺たちの誕生日会を開いてくださるそうだ。
事件は、リアルタイムで進行している。
今日は人生で一番長い一日になるだろう・・・
ここ、ワルハラ宮殿・玉座の間には、ヒルダと、シド&バド以外の神闘士たちが集まっていた。
玉座前に膝間づく神闘士たちに、ヒルダは厳かに告げた。
『皆さん、今日集まっていただいたのは、なぜだか分かりますか?』
『シドとバドの誕生日!?』
『そうです』
『しかし、私たちには正式な設定がありませんから、誕生日や血液型も不明です』
『ええ、でも、シドとバドは双子です。ですから彼らも当然双子座なのです』 |
兄さん、俺は・・・・
カノンは1人、 |
| 共犯者 |
アンティーク(西洋骨董洋菓子店)
オーナー
パティシエ
見習
ギャルソン
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| ダークストーカーズ |
| 『バドとミーメ、ジークフリートとシド、あなたたち、結婚式はまだ挙げていませんでしたね』 |
黒サガとラダマンティスが対峙している間に、カノンはこの場をどう逃げようか考えていた。
この2人に抱かれるなんて、まっぴらごめんだ。
黒サガは容赦ないし、 |
魚×乙女 第1章
『シャカよ・・・ロイヤルローズティーを淹れたのだが・・・・飲まないか?』
『いや・・・私はあいにく、茶しか飲まないものでね。紅茶は遠慮させてもらう』
『そうか・・・それは残念だ・・・』
静かな聖域の午後。
ここ、処女宮・沙羅双樹の園には、シャカとアフロディーテ、聖域2大美女が優雅なティータイムを過ごしていた。
西洋的ゴージャス系美女・アフロディーテと、東洋的ミステリアス美女・シャカ。
この2大美女、水色と金色の輝く髪のコントラストが実に眩しい輝きを放っている。
それを離れた所で見ている男が二人。
1人は、精悍な顔立ちの真面目そうな青年、アイオリアだ。
そしてもう1人は、アイオリアとはうって変わって、不真面目そうな男、デスマスクだった。
『おい、なんで俺までこんなところに呼び出されなきゃなんねんだよ!?』
デスマスク、隣にいるアイオリアに不愉快そうに呟いた。
するとアイオリアは、木陰からシャカとアフロディーテのことを気にしながらも、デスマスクに囁いた。
『しー!静かに!』 |
赤ずきんちゃん
赤ずきん=ミーメ
おばあさん=
オオカミ=バド
猟師= |
そして、その様子をこっそりビデオカメラから覗き見ている者がいた。
それは・・・・
『ふ、ふふふ・・・・まさか、ラダマンティス×カノンになると思いきや、黒サガ×カノンになり、果ては黒サガとラダマンティスのカノン争奪戦三角関係にまで発展するとは・・・・』
パンドラは、部屋に備え付けておいた隠しビデオを見て、1人ドキドキしていた。
彼女は、ハーデスの要望に応える為に、あらかじめサガとカノンの部屋に隠しカメラを設置しておいたのだ。
これで、部屋でナニかが起これば、ちゃんと映しておける。
あとはこれをハーデスに献上すれば、彼も喜ぶだろう。
『さあ・・・どちらがカノンとナニするのだ・・・?』
パンドラは、サガかラダマンティスか、どちらがカノンとヤルのかを固唾を呑んで見守っていた。
ともすれば、3Pになりそうな予感さえあるが・・・
『・・・もしや・・・あやつらの3Pになったら・・・ハーデス様もさぞ喜ばれるであろうな・・・?』
パンドラは、ハーデスの悦ぶ顔が目に浮かぶようだった。
『・・・ハーデス様・・・・今、このパンドラめが、あなたの為に極上の映像をご覧にいれてみせましょう!』 |
ラダマンティスは、いつにもない色っぽいカノンの様子に、かなりドキドキしていた。
『・・・カ・・カノン・・・いいのか・・・・?』
カノンは先ほどの黒サガの愛撫のせいで、かなり感じまくって、もう後戻りできない状態にまでなっていたのだ。
普段、あんなに男っぽいカノンでも、やはり欲情には抗えないようで、しきりにラダマンティスを求めてくる。
|
バドは、ミーメの部屋に遊びに来ていた。
『』 |
『サガ、あなたに渡したいものがある』
そう言って、シャカが差し出してきたもの。
それは、茶色いチョコレートのようなものだった。
しかもハート型だ。
『ありがとう、シャカ』
サガはそれを素直に受け取った。
そして、さっそくかじってみると・・・
口の中に広がるのは、チョコレート特有の苦甘い味・・・ではなく、なんとも妙な辛さだった。
てっきり甘いと思い込んでかじっただけに、そのあまりのギャップに、舌が麻痺してしまった。
『辛っ!?・・・シャ、シャカ・・・これはチョコではないのか?』
『ちょこ?いや、違うが』
どうやらシャカは、チョコレートの作り方を知らないらしい。
それで見た目だけで、チョコレートに似ているカレーのルーをハート型にして、サガに渡してしまったのだ。
サガはチョコレートと勘違いして、カレーのルーをかじってしまったのだ。
|
『ねえ、バド・・・運命の人って、いると思う?』
『運命の人?』
『うん。その人とは、運命の赤い糸で結ばれているんだって』
『そんなの迷信だろ? 馬鹿馬鹿しい』
『そうかな? 私は信じてるけど』
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『ねえ、ハーゲン、あなたにお願いがあるの』
『なんですか?フレア様』
『実は・・・・お姉さまの暴走を止めて欲しいのよ!』
『は?暴走ですか?』
『そうなの、お姉さまったら、神闘士斬りをするって、神闘士たちを次々と誘惑してはイケナイ事しようとしてるのよ!』
『は、はあ・・・』
『この前も、アルベリッヒを誘惑して、それはもう危なかったんだから!私がお姉さまを呼び出していなかったら、どうなっていたか分からないわ!』
『そ、そうだったんですか・・・』
『でも、私が止めてもお姉さまは聞いてくれないの。だからハーゲンに止めて欲しいのよ!ね、お願い!』
『・・・分かりました。フレア様の頼みであれば、喜んで引き受けましょう!』
『本当!?嬉しいわ、ハーゲン!!じゃ、お願いねv』
と、フレア様と約束してしまったものの、正直俺は困っていた。
ヒルダ様に意見するなど、果たして俺にできるだろうか?
そして、ここはヒルダ様の部屋。
そこでは・・・
『・・・ヒルダ様・・・』
『あら、ハーゲン、一体どうしたのですか?』
『それが、あなたにお話したいことがありまして・・・』
『まあ、ハーゲンがわたくしに、一体なんのお話かしら?』
なぜかわくわく嬉しそうなヒルダ様。
その様子に、なんだかイヤなものを薄ら感じる俺。
『あなたはまだ、誰とも関係を持っていないのですよね?』 |
シド×ヒルダ
『』 |
ここは、シド&ミーメの部屋。
そこでは、ミーメが寂しそうに、ぼんやり月を眺めていた。
それを切なそうにみている、シド。
『・・・ミーメ・・・また兄さんの事、考えているのか?』
『シド?・・・どうしたの?』
『俺といる時くらいは、兄さんのことは、忘れてくれないか』
『どうして?、君には関係のないことだろう』
『そう、でもないよ。俺は、ミーメを独り占めしたい』
『・・・・シド?』
言うといきなりシドは、ミーメをふわっと背後から抱きしめていた。
シドに抱きしめられながらも、どうしていいか分からず、ただただたたずむだけのミーメ。
人のぬくもりを感じる。温かい。
シドは思っていた。
ミーメが愛おしい。
彼の双子の兄が選んだこの人のことが急に欲しくなった。
兄から奪ってでも自分のものにしたい。
いつしかそんなことを考えるようになっていた。
そのミーメへの想いは日に日に強くなるばかり。
そして、今。
とうとう我慢できずに、思わず彼を抱きしめていた。
とても細い体。
強く抱きしめたら折れてしまいそうなくらいに華奢だ。
そして髪からはほのかにいい香りがする。
シドに抱きしめられながらも、ミーメはぼんやりと月を見ていた。
その優しい光に照らされたシドの横顔は、あの人にとてもよく似ている。
彼の双子の兄・バドに。
バド・・・今ごろはどこの森の中を彷徨っているのだろうか?
ふいにそんなことを考えて・・・
「バド・・・・」
唇から吐息のように漏れた声。
途端、シドがミーメを強く抱きしめていた。
折れるくらいに。
ミーメのくちびるから兄の名がこぼれたことに気づき、シドの中のなにかが弾けた。
今のこの状況にもかかわらず、ミーメの心にはバドがいる。
その瞳には、もはや自分は映っていないのか?
それが、悔しかった。
と同時に悲しくもあった。
なぜミーメはわたしを見てくれない?
兄の、バドのことしか彼の心の中にはないのか?
ならば!
シドはミーメを強引に組み敷くと、上に
「な、に・・・?」
ミーメが不思議そうにシドを見上げてくる。
シドがなんとも悲しそうな目で自分を見下ろしてくるからだ。
「シド・・・悲しいの?」
ミーメを奪いたい。
自分のものだけにしたい。
|
ミーメ→シド
『私も・・・君と同じ・・・バドと一緒がいい。』
『ミーメ・・・俺は、俺は・・・どうかしているのかもな?』
『なんで?』
『たまに、寂しくて仕方ない時があると・・・・鏡に向かって・・・・その、』
自分自身を抱き締めたり、色々と・・・
『ほら、俺は兄さんと双子だから外見上はそっくりだろ?・・・・だから・・・つい・・・・』
『・・・しちゃうんだね?』
シドは気恥かしそうにこくり頷いた。
『でも、その気持ち分かるよ。私も・・・・実は・・・・』
『え、ミーメもなのか・・・?』
シドは意外そうな顔をした。
『私だって、こう見えても一応男なんだから、そういうコトくらいするさ!』
『そ、そうだよな・・・・』
『あ、まだ疑ってるね?実は君、密かに私のこと女みたいだとか思ってない?』
『そんなことないよ』
『』
『だったら、身体で証明してみせようか?』
シドはミーメに優しく口付けた。
それはとても優しくて、まるでとろけるような、そんなキス。
けして深くはないけど、そんなに軽くもない、微妙なキス。
そして、今度は首筋に沿って、鎖骨、胸元へとキスを重ねる。
ミーメは目を閉じて感じてるようだ。
きっとバドのことでも想いながら・・・・
シドはミーメの衣服の胸元を大きく肌蹴て、そのまま下腹部までキスしていく。
ミーメはこそばゆそうに身をよじる。
そしてシドは、ミーメの下着の中に手を入れて、ミーメのモノを優しく掴んだ。
途端、ミーメが反応する。
それに構わず、ソレを愛撫するシド。
丁寧に指を使って刺激してやる。
シドはミーメのモノを口に咥えて、嘗め回す。
舌で丁寧に刺激して、時には軽く歯を立てたり。
ミーメはそんなシドのテクニックに翻弄されて感じていた。
『あぁぁ・・・・・バド・・・・・』
いきなりバドの名を呼ばれたことに、シドは多少のショックを受けた。
(いくら俺が兄さんそっくりだからって、こんなときに勘違いするなんて・・・!?)
『バド、バド!!』
ミーメは完全にシドをバドと勘違いしているようだ。
そのままシドに抱きついてくるミーメ。
そんなミーメにシドは多少戸惑いながらも、抱き返してやる。
『バド、君が欲しい!もっと激しく抱いて!』
(ミーメ・・・・)
『ねえ、いつも鏡の前でするように、私の前でして見せてよ』
『なにをだ?』
『』
自分で自分のモノを弄ぶ。 |
ここは「ひまわりの間」
トール&ハーゲンの部屋だ。
そこでは、ハーゲンがトールにフレアの話ばかりしていた。
トールも負けじとヒルダの話を始める始末だ。
どっちも一歩も譲らないほどの、激しい口論になりそうな予感さえある。
『そりゃヒルダ様は美しいが、フレア様も可愛いぞ』
『確かにフレア様は可愛い。だが、ヒルダ様のような大人な魅力がまだない』
『なにをいう?そこがいいんじゃないか!』
『なに?さてはハーゲン。お前、もしかしてロリコンだったのか?』
『んな訳あるか!?なんで俺がロリコンなんだよ?』
『』 |
ジークフリートは風邪を引いて、自室で寝込んでいた。
そんなジークフリートを心配して、シドが訪ねて来た。
『ジーク・・・具合はどうだ?』
シドはベットの側に座ると、ジークフリートの額に手を当てた。
するとすごい高熱だ。
シドは慌てて額のタオルを水に浸して、取り替えてやった。
『・・・すまんな・・シド』
『気にするな。それより、ゆっくり休んで』 |
ミーメは今日も、アスガルドの森の湖畔の側で、竪琴を奏でていた。
彼の周りには、すでに動物達が集まってきていた。
みんな、ミーメの竪琴の音が大好きなのだ。
ミーメも、動物達に竪琴を聞かせてやるのが大好きだった。
『お前たち、また私の竪琴を聞きに来てくれたのかい?』
ミーメは動物たちに話し掛けた。
ミーメの肩に小鳥が止まって、ピピピと囀る。
『はは、そうか、私と一緒に歌いたいんだね?』
小鳥は肯定するように、頷く。
すると今度はミーメの足元に、ウサギや狐や |
『ほら、バド、見て見て!!』
ミーメが嬉しそうにバドを呼んだ。
『なんだよ、ミーメ?』
バドはミーメに近づくと、ミーメはバドの手を取って、自分の胸に当てた。
『ほら、おっぱい!!』
『!?』
『な、な、な・・・なんでお前に胸があるんだ!?』 |
あなたは私が守ります!
君は僕が守るよ!
お前は俺が守る! |
『ねえねえ、バド。今夜はなにが食べたい?』
赤ちゃんを抱っこしたミーメが、バドに聞いてきた。
『お前・・・料理なんか作れるのか?』
『』 |
『ほーら、バミーちゃん、お父さんでちゅよv』
ミーメがバドに赤ちゃんを見せると、
『ほら、バドにそっくりだね』
確かにバドの子供の頃にそっくりだ。
『こっちはどうかな〜?』
と、赤ちゃんのオシメを捲って見るミーメ。
『こっちもバドにそっくりだねv』
『俺のはそんなに小さくないわ!!』
赤ちゃんのモノとそっくりと言われて、心外のバド。
『君も大きくなったら、お父さんみたいに立派なモノになるんだろうなー』
『・・・・・・』
バドは憮然としていたが、
(なぜ、ミーメから生まれた子供が俺そっくりなんだ・・・?)
謎は深まるばかりだ。
『・・・・それ、どう見てもギングなんだが・・・・?』
(ちっ、暗示が解けたか?)
『なに言ってるのさ、バド。ほら、私と君の赤ちゃんだよ?』
『いや、それ、ギングだろ?』
どうやらバドにかけた暗示が解けてしまったらしい。
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