ハーゲンvsアイオリア
熱血対決
ここは溶岩洞
『この極寒の地・アスガルドに、こんなところがあったとはな・・・?』
アイオリアは、溶岩洞に足を踏み入れ、暑さに蒸せる洞窟内を進んでいた。
脇には煮えたぎる溶岩が流れ、実に危険だ。
と、そこへ、1人の男が立ちはだかった。
『ふっ、よく来たな!アテナの聖闘士!、俺はメラクのハーゲン!』
『俺は、レオのアイオリアだ!』
『そうか、だが貴様の名などどうでもいいことだ。なぜならお前は今ここで、俺によって倒されるのだからな!』
『ふん、面白い。この俺を倒すだと?できるものなら殺ってみろ!』
『ああ、行くぞ!!』
『ライトニングボルト!!』
アイオリアの無数の光速拳がハーゲンを襲う。
『グレートアーデントプレッシャー!!』
ハーゲンも負けじと技を繰り出す。
『ライトニングプラズマ!!』
『ユニバースフリージング!!』
熱い!熱すぎる!!
この熱血野郎2人の戦いは、場所も溶岩洞ならさらに熱気むんむんで熱い!
と、その時!
『待って!ハーゲン!』
『フレア様!?』
なんと、いきなりフレアがアイオリアを庇うかのように、ハーゲンの前に立ち塞がった。
『お願いハーゲン!もう私の為に争わないで!!』
『・・・・は?』
フレアの発言に、ハーゲンとアイオリア、2人は同時に呟いた。
『私があんまり可愛いからって、心配なのは分かるわ!でも私の心はすでに決まっているの!それはハーゲン!貴方だけよ!!』
『・・・あのー、フレア様、なにをいきなりおかしなことを仰っているのですか?』
『え、なにって・・・だって2人は私を取り合って争っているのでしょう?』
『・・・・・いえ、違いますけど・・・・』
『んなっ!、なーんですってえ!!私の為に争っているのではないの!?』
『はい・・・・あの、フレア様、そこ邪魔なのでどいていただけないでしょうか?』
『え?』
背後を見ると、アイオリアが困ったようにしている。
『あ、あら・・・まあまあ・・・ごめんあそばせ!』
フレアは自分が重大な勘違いをしていたことにようやく気付き、慌てて2人の間からどいた。
ようやく変な邪魔者もいなくなり、再び対峙するハーゲンとアイオリア。
それをハラハラドキドキ見ているフレア。
ハーゲンとアイオリアは、溶岩の熱さで汗だくになっている。
が、フレアはこの蒸せるような灼熱の熱気の中、汗ひとつかいていない。
恐るべし!フレア!!
つづく?
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あとがき
なんですか、コレ?
いや、だいぶ以前のシリーズモノで、神闘士vs黄金聖闘士シリーズなんですが、
これも未完のままでしたので、もういいやって載せてしまうことにします。
とにもかくにも、最強はフレア!ということで、めでたしめでたし(コラ!) |
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