ブランキーVSオールスターズ
VSクライブ&エルザ
2主「此処はハイランド王国の辺境サジャの村。二人の男女が村の中心で愛を叫・・・じゃなくて向かい合い、互いに銃口を向けていた。」
クライブ「エルザ・・・。」
エルザ「甘いよ、坊や。」
2主「兄ケリィを殺されてからどれ位が経つだろうか。クライブはこれまでを思い出していた。」
クライブ「・・・。」
2主「トラン解放戦争では解放軍として戦うも手掛かりを掴めず、デュナン統一戦争に参加してようやく兄の仇と遭遇。え〜・・・。」
クライブ「・・・。おい。」
2主「何か?」
クライブ「何勝手にナレーションなんてやってるんだ。大体お前は今本拠地でハイランドとの戦争に備えてるはずだろう。」
2主「友情出演。」
(タイミングよくメル&ブランキー登場)
ブランキー「なら噛むなよな。」
2主「うわ!突然出て来たから誰かと思えば・・・。」
メル「すみません、急に・・・。」
2主「は、はは・・・。」
エルザ「邪魔が入ったが、この世に別れを告げる前の余興と思えばどうって事はない。」
クライブ「・・・。教えろ。何故兄を殺した。」
エルザ「世の中には知らない方がいい事もあるんだよ。」
クライブ「それが貴様の回答か!」
エルザ「・・・。回答は決闘で。この決闘が全てを物語る。どちらが勝とうと、勝った方が全て。それがギルドの掟だろう?」
クライブ「・・・。そうだな。」
ブランキー「ところであいつら、何やってるんだ?」
2主「え〜っと・・・。ガンナーとしての決闘。」
ブランキー「また物騒な。」
2主「因縁があるのさ。」
エルザ「準備はいいかい?」
クライブ「お前こそ、あの世で悔やむがいい。」
エルザ「ふふ・・・今でも十分悔やんでるよ。」
ブランキー「もう少し詳しく説明してくれ。」
2主「あの女の人とコートの男の人は元々同じハルモニアの組合にいたんだ。だけどある事件がきっかけで二人は別れ、クライブさんはエルザさんに刑を執行する、つまり追う側、エルザさんはそれから逃げる側になった。そして彼女の生まれ故郷であるこの村にやって来た。ミューズでこの前会ったんだけどね。その時に此処で決着をつけたいって言われて・・・。」
ブランキー「やって来たってわけか。」
2主「しかもエルザさんが殺した相手というのがクライブさんの兄で、二人は愛し合ってたらしい。」
ブランキー「げへへへへ!結局は痴情の縺れじゃねえか!」
クライブ「・・・。」
エルザ「・・・。」
2主「まあ・・・間違ってるわけじゃないんだが・・・。」
メル「ブランキー!大人の情事・・・じゃなくて事情に口出ししないの!」
クライブ&エルザ&2主「・・・。」
ブランキー「それがここまで大掛かりになるとは、公私混同も甚だしいな!」
クライブ「・・・俺がどんな想いで此処まで来たと思ってるんだ・・・。」
エルザ「私がどんな想いでケリィを殺したと思ってるんだ・・・。」
2主「僕がどんな想いで此処までついて来たと思ってるんだ・・・。」
ブランキー「お前は関係ないだろうが。」
2主「まあね。」
ブランキー「おうおう、山の中の辺境なのに暑いな〜。」
メル「ブランキー!!!」
エルザ「・・・クライブ。」
クライブ「何だ。」
エルザ「決闘の前に、一つ頼みがある。」
クライブ「・・・聞こう。」
エルザ「感謝する。」
ブランキー「げへへへへ!」
メル「そんな悪い子は・・・。」
2主「こうだよ!?こうだよ!?」
メル「人の台詞とらないで!」
エルザ「あの人形を始末しないかい?どうも決闘に集中できそうにない・・・。」
クライブ「俺も同じ考えだ。いいだろう。」
(クライブはシュトルムを、エルザはシュテルンとモーントを構える。)
2主「お嬢さん。」
メル「こうだよ!?こうだよ!?・・・何?」
2主「右を御覧下さいませ。」
メル「どれ・・・。!?」
エルザ「さて・・・。」
クライブ「礼をせねばな。」
ブランキー「げへへへへ!やばいぜ!」
エルザ「覚悟しな!」
クライブ「あの世でたっぷり後悔しろ。」
(エルザ&クライブ、発砲)
ブランキー「ぎええええ!!!」
メル「ああ、ブランキー!ブランキー!!!」
エルザ&クライブ「・・・。」
2主「何で右手撃たれたのに、出血一つしてないの・・・。」
メル「ああ、ブランキー!ブランキー!!!ねえ、いいお医者さん知らない!?」
2主「ノースウィンドゥに行けばホウアン先生とトウタがいるけど・・・。」
メル「ノースウィンドゥね!ブランキー大丈夫!?」
ブランキー「げ、げへへへ・・・。」
(メル、ノースウィンドゥへ直行)
2主「あそこは同盟領なのに・・・。」
エルザ「クライブ・・・。」
クライブ「言うな・・・。」
エルザ「ああ・・・。」
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ブランキーVSオールスターズ
VSバカップル軍団+?
ホウアン「え?人形の手術・・・ですか?」
メル「人形じゃありません!ブランキーです!」
ホウアン「・・・しかし私は専門外ですので。」
メル「でも、このままじゃブランキーが・・・。」
ホウアン「困りましたね・・・。」
(ナナミ、タイミングよく登場)
ナナミ「先生、今日は。」
ホウアン「ナナミ殿、丁度良かった。ナナミ殿は裁縫はお得意ですか?」
ナナミ「それは勿論。弟の服の修繕は私がやってますから。」
ホウアン「じゃあ、これ、頼みます。」
ナナミ「これって・・・。」
メル「はい、あの、先日の・・・。」
ナナミ「花鳥風月百花繚乱竜虎万歳拳!」
ブランキー「うわ!止めろ!!!」
(ブランキー、復活)
メル「ブランキー!!!」
ブランキー「驚かすないきなり!」
ナナミ「あら〜・・・もう復活したの。」
ブランキー「てててて・・・。あいつらの変な技で酷い目に遭ったぜ・・・。」
メル「良かった・・・。」
ナナミ「ホウアン先生、糸下さい。」
(ホウアン、ナナミに糸を渡す。ナナミはブランキーを奪い取り、その場で修繕を開始。)
ブランキー「いて!もっと丁重に扱え!」
ナナミ「感謝しなさいよ、この前の事忘れてあげるから。」
(終了)
ナナミ「ほら、元に戻ったでしょ。」
メル「有難う御座いました。」
ブランキー「げへへ。助かったぜ。」
ナナミ「これで私には何も言えないね。」
ブランキー「げへへへ!そんな事はないぜ、おかっぱ頭のちぢれマイマイ。」
ナナミ「何ですって!!」
(逃亡。その後廊下で話し声が聞こえる)
???「もう少ししゃきっとしてよ!訓練にならないよ!」
???「そんな事言ったって・・・。」
???「僕は君を立派な戦士にしたいんだ!なのに、どうしていつも君はそうなんだい!」
???「ごめんよ、テンガアール。」
テンガアール「全くだよ・・・ってヒックス?」
(ヒックス、その場に倒れる)
テンガアール「ヒックス!ねえ、ヒックスったら!あ、そこの人、ちょっと運ぶの手伝って!」
(メル、テンガと共に医務室へヒックスを搬送)
ホウアン「あ、さっきの・・・。それにテンガアール殿まで、どうしました?」
テンガアール「ヒックスが突然倒れたんです!」
ホウアン「突然?どれ・・・。・・・ああ、これは過労ですね。疲れがたまってたみたいです。少し休ませてあげましょう。」
テンガアール「良かった・・・。駄目じゃないかヒックス、僕の事をこんなに心配させて・・・。」
ブランキー「・・・嫌な予感。」
メル「暑くなりそうね。」
テンガアール「五月蝿いよ。」
???「(ほぼ同時に)しっかりして下さい!」
ホウアン「ん?今度は?」
カスミ「先生!大変です!」
ホウアン「どうしました?・・・!!酷い怪我・・・何があったんですか!」
坊「クルガンの部隊が突如後方から・・・(倒れる)。」
カスミ「マクドール様!」
ホウアン「カスミ殿、彼をベッドに寝かせて下さい!すぐに治療します!」
カスミ「はい!」
テンガアール「あっちも大変な事になってる・・・。」
ブランキー「あの兄ちゃんがやられるとはな・・・。その点こいつはぐーすか寝てやがるが・・・。」
テンガアール「ヒックス・・・。」
ブランキー「メル・・・やっぱりこの部屋は暑いな。」
メル「こら、ブランキー!」
ブランキー「げへへへ。事実を言ったまでだぜ。」
テンガアール「もう・・・僕を心配させないでよ。」
カスミ「マクドール様・・・。」
ブランキー「げへへへ!モテる男は辛いな!奴らが起き上がったらきっと・・・。」
テンガアール「う、五月蝿いよ!」
ブランキー「げへへへへ!やっぱり図星か!」
カスミ「そんな事、畏れ多くて出来ません!」
ブランキー「まだ何も言ってないぜ。」
カスミ「何も言わなくていいです!」
ブランキー「げへへへ!やなこった!」
メル「ブランキー!いい加減にしなさい!そんな悪い子は・・・。」
(いつもの漫才)
テンガアール「・・・。ヒックス・・・僕まで疲れてきたよ・・・。」
カスミ「私も何だか・・・。」
ホウアン「精神的に参ってしまいますね。今のは・・・。」
トウタ「ホウアン先生、大丈夫ですか?」
ホウアン「ええ、大丈夫です。ただ治療が終わったら今日はもう休ませてもらいます・・・。」
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