EX.グレミオ
ブランキー「げへへへへ!」
グレミオ「?」
ブランキー「お前、三十過ぎてもまだ結婚しないのかよ。」
グレミオ「私は坊ちゃんのお守が出来ればそれでいいんです。」
ブランキー「一回死んだ人間が何言うんだよ。坊ちゃん命だから相手が寄り付かないんだろ?」
メル「ブランキー!失礼な事言わないの!ごめんなさい、この子、口が悪くて・・・。」
ブランキー「げへへへへ!メル、お前はいつもそうだな。どうせまた『私可愛いから襲われちゃう』なんて思ってるんだろ。」
メル「何言ってるの!そんな事言う悪い子は・・・。」
以下例の漫才。
グレミオ「・・・。」
ブランキー「げへへへへ!お前の大事な坊ちゃんはお前の事煙たがってるぞ!」
グレミオ「坊ちゃんに限ってそんな事はありません。」
ブランキー「げへへへへ!俺は知ってるぞ。あいつがお前の事を「五月蝿いの」扱いしてるのを。」
グレミオ「まさか、坊ちゃんがそんな事を・・・。」
(以下例の漫才)
EX.クレオ
クレオ「何だい、この目つきの悪い人形は。」
ブランキー「げへへへへ!何だい、この口の悪い姉御は。」
クレオ「・・・。無礼な・・・。」
メル「ごめんなさい!ほら、ブランキーも謝りなさい!」
ブランキー「そんなだから小皺が増えるんだぜ。」
クレオ「くっ・・・。貴様、何を言うか!」
メル「ごめんなさい!ごめんなさい!ブランキー、そんな事言う悪い子は・・・。」
(以下例の漫才)
クレオ「・・・。」
ブランキー「はぁ・・・酷い目に遭ったぜ・・・。」
クレオ「パーン・・・。」
パーン「何だ?」
クレオ「小皺・・・目立つか?」
パーン「・・・?」
EX.坊ちゃん
坊「今日は。何か用かい?」
ブランキー「用がなかったら話し掛けちゃ駄目なのか?兄ちゃん。」
メル「こら、ブランキー!ごめんなさい、この子、口が悪くて・・・。」
坊「慣れてるからいいさ。」
ブランキー「生意気言ってやがる!これだから若造は・・・。」
坊「若造・・・?」
ブランキー「若造だろ、ボンボン。」
坊「ボンボン・・・?」
グレミオ「畏れ多くも坊ちゃん・・・いえ、マクドール家現当主様に向かって何たる事を!」
坊「・・・。」
メル「本当にごめんなさい!ほら、ブランキー、謝りなさい!」
ブランキー「やなこった。絶対俺の方が長生きしてるって。こんなガキに頭下げる気はないね。」
坊「ガキ・・・?」
メル「本当に失礼な子ね!そんな事言う悪い子には・・・。」
(以下例の漫才)
メル「本当にごめんなさい・・・。」
坊「ちょっと、そのブランキー君を借りていいかな。」
メル「え?は、はい・・・(メル、ブランキーをはめた右手を机に)」
ブランキー「おい、何する気だ?」
坊「いい事さ。(坊、ブランキーを無理やり外す)」
メル「え、止めて下さい!ブランキーに何をするんですか!?」
坊「散々言ってくれたからね、何かご褒美を与えようかと思うんだ。」
ブランキー「何をする気だ!やめろ、ガキ!」
坊「我が呪いの紋章ソウルイーターよ、彼の者にその力を示さん!『裁き』!」
ブランキー「ぎ、ぎゃあああ!」
メル「ああ、ブランキー!ブランキー!!!」
坊「・・・変な人・・・。」
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あとがき
メルが右手に着けている(飼っている?)狼の指人形のブランキーと、
坊ちゃんファミリーとの悪言雑言戦い?です。
補足:「以下例の漫才」とは、メルがブランキーを(つまり自分の右手を)壁などに叩きつけて、
「こうだよ!こうだよ!」と口の悪いブランキーを諌める行為なのです。 |
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