これは、まだ黄金聖闘士達が若い頃のお話。
サガが教皇を殺して、自分が教皇になり代わっていた
『』
『』 |
乙女座誕
青銅 瞬
黄金 シャカ
海闘士 ソレント
冥界 ハーデス・パンドラ
女神 アテナ |
シャカ&瞬
『ねえ・・・シャカ・・・・?』
『なんだね、アンドロメダ』
『僕のことは瞬て呼んで』
『・・・よかろう。なんだね、瞬?』
『うん、あのね、もうすぐ僕達乙女座キャラの誕生日でしょう?』
『そうだな』
『それでね、アテナ沙織さんが、同じ乙女座生まれの皆を集めて、お誕生日会を開こうて』 |
ここは冥界
そこでは・・・
冥界3巨頭、ラダマンティス・ミーノス・アイアコス
さらに、タナトス・ヒュプノスという層々たる顔ぶれが、なにやら真剣な表情で
『今年もとうとうこの日が来てしまったか・・・・』
が沈痛な面持ちで呟いた。
|
シャカの誕生日
今日は9月19日
シャカの誕生日だ。
この日は当然シャカらぶらぶのアイオリアとムウは大張り切りだった。
『俺のシャカの誕生日だ!こうしちゃおれない、早速準備に取り掛からねば!』
『フフフ・・・私も負けませんよ』
『なあ、兄貴もシャカの為になんかしてやらねえのかよ?』
『私か?なぜ私が・・・・』
『おいおい。もしかして気付いてねえのか?シャカの気持ちに』
『シャカの気持ち・・・?』
首を傾げるサガ。
『はっ!こりゃ参ったね!本気で気付いていないとみえるな、鈍感兄貴!』 |
『ねえ、バド、今日は何の日か覚えてる?』
『うん?今日か・・・・』 |
温泉大作戦!
ジークフリートを真ん中に、その左右をシドとバドが固めているという、腐女子には美味しすぎる構図で温泉に浸かっていたのだ。
(ハ、ハーレムvv)
ヒルダはその美青年3ショットに思わず鼻血を垂らしそうになり、慌ててハンカチで抑えた。
その様子にジークフリートが心配して身を乗り出す。
いかがいたしましたか?ヒルダ様
いえ、なんでもありません。 |
幸福の王子
むかしむかし、ある街の中央広場に、とても美しい王子の像が立っていました。
その全身は金で覆われ、瞳や装飾品は色とりどりの宝石で彩られた、それはもう綺麗な王子像です。
街の人達は、そんな王子の像を褒め称え、
冬も真近に近づくある日のことです。
1羽のツバメが王子の像の足元に舞い降りてきました。
ツバメは冬を越すために、暖かい南の島へ行く最中でしたが、途中で力尽き、一休みするために舞い降りてきたのです。
『・・・悪いが、今夜一晩、ここで休ませてはくれないか?』
ツバメは王子の像に言いました。
王子も快く快諾してくれました。
『いいだろう。だが1つお願いがあるのだが、聞いてくれるか?』
『なんだ?、私にできることならなんでもしよう』
『そう言ってくれると助かる。実は、この道をずっと行った先に、とても貧しい家族がいるのだが、彼らに俺の瞳の宝石を、届けてやってはくれないか?』
『なんだ。そんなことならお安い御用だ。私に任せておけ』
そしてツバメは、王子の瞳から宝石をくちばしで取り外すと、それを貧しい家族の住む、窓辺へと運んであげました。
『ありがとう。これであの家族も、あの宝石を売ったお金で、なにか美味しいものが食べれるだろう』
そう言って王子は、嬉しそうにツバメに微笑みかけました。
それからも王子は、ツバメに自分の体に付いている宝石やら、金粉やらを、街の貧しい人達の元へと運ばせて、彼らの喜ぶ顔をみて、嬉しそうに微笑みました。
でも、そんなことを続けている内に、王子の全身の金粉は剥がれ落ち、宝石も全てなくなり、かつての美しい外見が、見るも無残に変わり果ててしまいました。
街の人達は、そんな王子像を誰も見なくなってしまいました。
もうすぐ冬も近づいてきます。
王子はツバメに言いました。
『ありがとう。お前のおかげで、俺ももうなにも思い残すことはなくなったよ』
『いや、私の方こそ、君のおかげでとても温かかった、体も、心も・・・・』
王子は、ツバメが運んでくれた宝石や金粉で、貧しい人々が幸せになってくれることが嬉しかったのです。
そしてツバメも、そんな王子の側で休み、雨風を凌がせてもらい、かつ優しい心に触れることで、体も心も温かかったのです。
それから、雪がちらちらと降るようになりました。
王子はツバメに言いました。
『もうすぐ冬も来る、お前は早く南国へお行き・・・』
しかしツバメはこう言いました。
『・・もう雪も降ってきた・・・・今から飛んでももはや間に合わないだろう。ならば私は、君の側にいたい』
『俺の側に・・・?』
『ああ、君の側はとても暖かいんだ。雪で凍えた体も、君の側にいるだけで解けてしまう』
こうして、王子とツバメの魂は、一緒に天へと昇っていったのです・・・・ |
『十二宮の戦いでは、フェニックスの一輝と戦い、』
シャカの初恋・サガ
『にかよ、君に私の初恋話を聴かせてやろう』 |
ジーク=サガ ミーメ=シャカ フェンリル=ミロ シド=カミュ トール=アルデバランオーム、
天魔降伏!!
六道輪廻
天舞宝輪 |
シド×アルミルクがけ
精悍な顔立ち、気品溢れる仕草、柔らかな物腰、洗練された立居振舞
|
| シドは、うつ伏せのバドの |
性教育
シドとバドは、一卵性双生児?、二卵性双生児?
一卵性双生児
同性しか生まれない
1つの卵子に1つの精子が受精して、途中で2つに分裂
もともと1つの精子、遺伝子が同じ
二卵性双生児
異性も生まれる
2つの卵子に2つ精子が受精
別々の精子、遺伝子は違う |
アテナは・・・
1人その身にアスガルドの極寒の冷風を浴びていた。
トールvsアルデバラン 2人とも雪崩で行方不明
ファンリルvsミロ ミロの勝ち
ハーゲンvsアイオリア
ミーメvsシャカ 2人とも消滅?
アルベリッヒvsデスマスク
シドvsカミュ カミュの勝ち
バドvsシュラ 大気圏突入?
ジークフリートvsサガ 勝負がつかないのでサガの代わりにカノンが
|
ハーゲンvsアイオリア
熱血対決
ここは溶岩洞
『この極寒の地・アスガルドに、こんなところがあったとはな・・・?』
アイオリアは、溶岩洞に足を踏み入れ、暑さに蒸せる洞窟内を進んでいた。
脇には煮えたぎる溶岩が流れ、実に危険だ。
と、そこへ、1人の男が立ちはだかった。
『ふっ、よく来たな!アテナの聖闘士!、俺はメラクのハーゲン!』
『俺は、レオのアイオリアだ!』
『そうか、だが貴様の名などどうでもいいことだ。なぜならお前は今ここで、俺によって倒されるのだからな!』
『ふん、面白い。この俺を倒すだと?できるものなら殺ってみろ!』
『ああ、行くぞ!!』
『ライトニングボルト!!』
アイオリアの無数の光速拳がハーゲンを襲う。
『グレートアーデントプレッシャー!!』
『ライトニングプラズマ!!』
『ユニバースフリージング!!』
熱い!熱すぎる!!
この熱血野郎2人の戦いは、場所も溶岩洞ならさらに熱気むんむんで熱い!
と、その時!
『待って!ハーゲン!』
『フレア様!?』
なんと、いきなりフレアがアイオリアを庇うかのように、ハーゲンの前に立ち塞がった。
『お願いハーゲン!もう私の為に争わないで!!』
『・・・・は?』
フレアの発言に、ハーゲンとアイオリア、2人は同時に呟いた。
『私があんまり可愛いからって、心配なのは分かるわ!でも私の心はすでに決まっているの!それはハーゲン!貴方よ!!』
『・・・あのー、フレア様、なにをいきなりおかしなことを仰っているのですか?』
『え、なにって・・・だって2人は私を取り合って争っているのでしょう?』
『・・・・・いえ、違いますけど・・・・』
『んなっ!、なーんですってえ!!私の為に争っているのではないの!?』
『はい・・・・あの、フレア様、そこ邪魔なのでどいていただけないでしょうか?』
『え?』
背後を見ると、アイオリアが困ったようにしている。
『あ、あら・・・まあまあ・・・ごめんあそばせ!』
フレアは自分が重大な勘違いをしていたことにようやく気付き、慌てて2人の間からどいた。
ようやく変な邪魔者もいなくなり、再び対峙するハーゲンとアイオリア。
それをハラハラドキドキ見ているフレア。
ハーゲンとアイオリアは、溶岩の熱さで汗だくになっている。
が、フレアはこの蒸せるような灼熱の熱気の中、汗ひとつかいていない。
恐るべし!フレア!!
『フレア様、ヒルダ様の為に死んでください!!』
『』
シド×ジーク(正常位)
シドはジークフリートをベットに押し倒すと、上に乗ってきた。
『・・・・シド?』
いつにもなく積極的なシドに、戸惑いを隠せないジークフリート。
『いつもは抱く方なんだろジーク?、なら、たまには抱かれる方になってみろよ?』
『・・・・!?』
といきなりジークフリートの襟首ひっ捕まえて引き寄せるとキスして激しく口を塞ぐシド。
そのまま、深く舌まで絡ませてくる。
それと同時にもう片方の手でジークフリートの下半身に手を伸ばして、下着の中に手を入れてくる。
シドにソレを愛撫され、たまらず感じて吐息を漏らすジークフリート。
『ふふん、もうこんなになって・・・ジークって結構やらしいんだな?』
シドはジークフリートの先走りを指に絡めて、それを舐めてみせた。
『・・・シ・・・ド・・・・?』
『なんだ?ジーク、俺が欲しいのか?』
だがシドは辺りを見回し・・・上半身を起こすと、
『・・・はっ!?ここは・・・?俺はいったい・・・!?』
どうやら事情が飲み込めないらしいが、
『はっ!あいつは・・・!?いや!あの方はどこに行ってしまったんだ!?』
と、やおら辺りをきょろきょろ見渡し、誰かを探してる様子だった。
その様子に・・・聞いてみる
『・・・シド、一体誰を探しているんだ・・・・?』
『誰って・・・アクエリアスのカミュを・・・!いや!カミュ先生を探しているんだ!!』
『カ、カミュ先生って・・・・ええええええ!!!!』
シドは頬を染め、夢見るように語った。
『俺は、今まで凍気で負けたことはなかった!だが、あのカミュ先生に会ってから、俺の凍気など、彼の足元にも及ばぬ、』
ここは聖域。
そして、ここ、宝瓶宮では・・・
カミュの元に、1人の青年が訪ねてきていた。
『アクエリアスのカミュ!!いや、カミュ先生!!どうか、俺を弟子にしてください!!!』
いきなりカミュに弟子入りするシド。
そして、その様子を見ていたミロは・・・
(はっ、カミュがお前なんか弟子にする訳ないだろう!)
と思っていた。が、
『・・・・フッ、よかろう。』
それをあっさり認めるカミュ。
『ほ、本当ですか!?カミュ!?』
『って!ええええええ!!!!???』
思わず歓喜するシドと、驚愕するミロ。
『無論だ。私は来るものは拒まず、去るものは追わん。弟子になりたいというのであれば、それを拒む理由もない』
『あ、ありがとうございます!!カミュ!!』
(ちっ!なんてことだ!また俺とカミュの間に邪魔な障害物ができちまった!いまでも氷河やアイザックみたいなガキが相手なら、なんとかなってきたが、あいつは俺たちとタメだろ!?これじゃますますヤリにくくなっちまうぜ!!)
ミロは内心面白くなかった。
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アスガルドに黄金聖闘士が乗り込んでいたら・・・?
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ねるとん紅くじら団
アスガルド紅くじら団
聖域紅くじら団 |
結婚記念日に・・・お金のない夫婦だが、互いの為に贈り物をしようとしていた
夫は、妻の為に、大事な金時計を売って、そのお金で、妻の自慢の髪の櫛を買う
妻は夫の為に、自慢の髪の毛を売って、そのお金で金時計の鎖を購入
でも、お互いを想うがゆえに、互いに贈り合った贈り物は
モノよりキモチ!
相手を想う心!かけがえの無いモノ |
新撰組
近藤勇(ジークフリート) 土方歳三(シド)、沖田総司(ミーメ・吐血) 斎藤一(バド)
池田屋事件
ミーメ・ダルク
シャルル(ジーク) やんごとなきお方・アランソン公爵(バド) デュノワ伯爵(シド) |
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アテナ・沙織の聖域イケメン12人斬り!
双魚宮・アフロディーテの場合
次は双魚宮・アフロディーテのところへ行ってみましょうか?
アフロディーテったら、男のくせに、女神である私よりも可愛い顔してるなんて、許せないわね!
女として、美しさで男のアフロディーテに負けるなんて、なんか悔しいわ!
ここは、やはりお仕置きしてやらなくちゃ!
『これはこれはアテナ・・・、ローズティーなどいかがですか?』
いいですね!ぜひ、いただきますわ
『・・・で、アテナ、一体私に何用ですか?』
うふふ・・・そうねえ、
アフロディーテ、あなたって綺麗な顔してるじゃない?
『・・・は、はあ・・・・』
どうすれば、そんな美貌を保てるのでしょうか?
宝瓶宮・カミュの場合
カミュって、美人ねえv
アテナはいきなりカミュに詰め寄って、その端整な顔をまじまじと見上げてきた。
それに多少気圧されながらも、カミュは落ち着いて答えた。
『・・・それは、光栄です』
ちっ!やっぱり生真面目な男ね!ここはもっとお色気を醸し出さないといけないようね
ねえ、カミュ・・・あなたは先生なのでしょう?だったら私にも、ぜひ指導してくださらないかしら?
『・・・は?・・・なにをですか?』
もう、分かってるくせに、オ・ト・ナのお勉強ですわv
『・・・・大人のお勉強・・・ですか・・・・?』
思わず小首を傾げるカミュ。
かーわーいーいーv
普段クールなカミュのお茶目な仕草にアテナは萌えた!
そうです!ぜひナニも知らない世間知らずな女神の私に、オトナのお勉強を教えてくださいなv
カミュはしばらく考えた後・・・・
『・・・分かりました。いいでしょう』
あっさり承諾した。
ええ!!本当に教えてくださるのですか!?
『はい・・・私でよろしければ、喜んで』
きゃー!普段クールなカミュに、あーんなコトやこーんなコトを教えてもらえるなんて・・・ちょっとドキドキですわあv
『・・・それでは、アテナ・・・・こちらへどうぞ・・・・』
は・・・はい・・・!
カミュに奥の部屋へと手招きされ、なぜか緊張するアテナ。
カ、カミュに、愛の課外授業を・・・v
そしてそこには、なぜか氷河とアイザックの姿が・・・!
なっ、なーんでこいつらがいるのよ!?
てっきりカミュと2人きりになれると思っていただけに、弟子2人がいたことに不満たらたらのアテナ。
『アテナ、氷河とアイザックと共に、私の指導を受けていただきます。よろしいですね?』
え・・ええ・・・
口ではそう言ったものの、心の中では
よ、よろしくなんかないわよお!!
と、抗議の声を上げるアテナ。
なんか、この師弟3人組って、妙に男くさいというか、冷めてるというか、みんな綺麗な顔してるくせに色気がないのよね。
3人とも、女には興味がない!って感じだし。
どうやらカミュは、弟子2人とお勉強の真っ最中だったらしい。
そこへ突然アテナが訪ねてきたのだ。
そして、カミュによるオトナの授業が始まった。
それはいわゆる聖闘士教育というものだったが
『氷河よ、花はどうやって咲き、実をつける?』
『はいカミュ、それはオシベとメシベがくっ付いて受粉する』
『「よろしい』
『アイザックよ、魚はどうやって子供を』
『はい。それは雌の産んだ卵の上に、雄が精子をかけることによって、』
『その通りだ』
『では、アテナ、』 |
磨羯宮・シュラの場合
黄金聖闘士随一の男前、シュラがいる磨羯宮ね!
シュラ、いますか?
『』 |
天蠍宮・ミロ
ミロ、私にスカーレットニードルを刺してくださいませんか?
『なっ!?恐れ多くもアテナに対して、スカーレットニードルなど、刺せるはずなどないでしょう!?』
あらあ、私が言ってるのは、そっちのスカーレットニードルじゃなくて、こっちの方ですわ
『・・・・え?』
もう、まだ分かりませんの?、もう1つ立派な針をお持ちでしょうに、アソコにv
『・・・は?』
もう、鈍いですわねミロは。
|
処女宮・シャカの場合
|
ミロ×カノン
|
『兄さん・・・・!』
『なっ!?なんのつもりだ、シド!?』
|
その夜、シドは眠れず、ベランダに出て、1人夜風に当たっては星空を見上げていた。
彼がいつも想うのは、双子の兄・バドのこと。
兄さんに会いたい!
兄さんに抱き締められたい!
兄さんのものになりたい!
兄さんに全てを捧げたい!
シドの、兄・バドへの禁じられた想いは、日に日に強くなるばかりだった。
今夜も眠れず、シドは夜風に頬を撫でられながら、兄のことを想っていると・・・
突如、扉がノックされた。
こんな夜中に一体誰が?
不審に思いながらも扉に手をかけると、そこには・・・・
|
ここはアスガルド病院。
ミーメは診察を終えて、次の患者を呼んだ。
|
ドキドキ☆診察室
ベットの上に押し倒されて、ベットの上に倒れこむ
ネクタイを緩めると、 |
無事、リュムナデスのカーサの元まで辿り着いたミロとアイオリアだったが・・・
ミロサイド
『うっ!?お前は・・・カミュ!?』
そう、ミロの目前には、死んだはずのカミュが立っていた。
『・・・ミロ』
カミュは驚愕しているミロに、にっこり微笑みかけた。
が、
『うう・・・違う!お前は断じてカミュではない!!なぜならカミュは、いつも無表情で滅多に笑わないクールな男だからだ!俺はそんなアイツに惚れてたんだ!そんな・・・・そんな・・・微笑むカミュなんて、もはやカミュじゃない!!!』 |
アイオリアサイド
『あ、あなたは・・・・兄さん!?』
そう、アイオリアの目前には、13年前に死んだはずの彼の兄・アイオロスの姿が!
『そんな馬鹿な!!兄さんは死んだんだ!!お前は誰だ』
『何を言うアイオリアよ、お前はこの兄のことを忘れたのか?』 |
ミロとアイオリアだけで海底神殿に乗り込んでいく。多分、カーサにヤラレル。
カミュとアイオロスに化けたカーサ
カミュ美人vv
リュムナデスいいよ。
アイザック、クールだな。敵なら女子供でも容赦なく殺す。さすがカミュの弟子。
|
| 魅ー女、罵怒、死怒、刃ー幻、昼陀、戸ー流、斗ー流、阿流、痔ー苦、 |
神闘士守護星チェンジ
ある日のアスガルド。
『』 |
『ほら、バミーちゃん、お乳だよv』
ミーメがバミーに自分の乳を飲ませようとしていたが。
その光景を観ていたバドは、
『・・・ミーメ、お前はもう男なんだから、乳なんか出ないだろ?』
『えー、じゃあ、どうやってバミーちゃんにお乳あげればいいのさ!?』
『そんなこと聞かれても・・・』
『だったらバドがお乳を・・・』
『出るか!!』
『じゃ、ヒルダ様かフレア様に頼んでお乳もらってきてよ、バド』
『そんなこと頼めるか!!!』 |
『ええ!?あのアフロディーテが誰かに恋してる!?』
皆の声が見事にハモった。
『ああ、そうらしんだ』
『まさか相手は、男?それとも女?』
『さあ、そこまでは・・・、だが、あいつのことだから、もしかしたら中性かもしれねえぜ?』
『中性!?』
|
アフロディーテの恋煩い
『ええ!あのアフロディーテが恋煩いしてる!?』
『はい、そのようです』
『どうせ相手はデスマスクかシュラのどっちかだろ?』
なぜ相手は男なんだ?とツッコム者は誰もいなかった。 |
『ミーメ・・・・とても綺麗だよ・・・・』
シドはミーメの頬をそっと手で優しく撫でて、うっとり見詰めてくる。
その表情に、思わずドキドキしてしまうミーメ。
(バ、バド・・・・私、どうしよう・・・?)
おでこに優しくキスすると、囁いた。
上に屈むと、耳元でそっと囁いた。
今、ミーメは、ベットに寝かされて、シド |
マッチ売りのミーメ
ここは極寒の地、アスガルド。
昼間でもクソ寒い雪の降る街角を、1人の少女(?)がマッチを売り歩いていた。
『マッチはいらないか?・・・暖かいマッチだぞ』
だが、少女の呼びかけに、足を止める者は誰1人いなかった。
『はあ・・・今日もマッチは1本も売れないか・・・これではまたオヤジに怒られる・・・』
少女ミーメは寒さでかじかむ手を擦りつつ、呟いた。
彼女のオヤジはとても厳しくて、マッチが1本も売れていないと、家の中にさえ入れてくれないのだ。
これで寒い中を野宿をすることが何度もあった。
『この分では、今夜も野宿か・・・』
ミーメは、寒さに震える手で、マッチを1本取り出すと、それに火を灯した。
『・・・暖かいな・・・・』
こんなマッチ1本では、とうてい寒さは凌げないが、それでもなにもないよりはマシだ。
ミーメは、しばらくそのマッチの炎を見詰めていた。
すると炎の中から、なにかがぼんやりと見えてきた。
それは・・・ |
雪女
いきなりだが、与作(ジークフリート)と蓑吉(バド)は雪山の小屋にいた。
狩りをしに山に行ったはいいが、途中でもの凄い吹雪に見舞われ、この小屋まで避難してきたのだ。
『今日はやけに冷えるな、蓑吉?』
『そうだな、与作』
『こういう時は、体を寄せ合って、人肌で温めあうのがいいんだぞ』
『そうなのか?』
『ああ、だから、お前ももっとこっちに来い、さあ?』
と、手招きする与作に、若干キケンなものを感じる蓑吉だったが、
『ふふ、なにを躊躇している?大丈夫、ナニもしない』
『本当かよ!?』
『ああ、こんな雪山の山小屋など誰も来ないから、安心して、私に身も心も全てを任せて・・・・』
『って、ナニかするつもりバレバレだろう!?』
『・・・別にいいだろ、蓑吉?』
『よくねって!!』
と、二人がなにやら争っていると、
突如、山小屋のドアが開いて、そこには・・・
とても綺麗な女が立っていた。
『君たち!私の住処で一体ナニをやっている!?』
その女は、透けるような白い肌に、紅い瞳、 |
獲物を狙う目で
キスした後に、突き放し、笑う
馬鹿げたゲームみたいな、2人の駆け引き
『』 |
『星矢・・・』
『沙織さん・・・』 |
(・・・・ミーメ・・・・)
その夜、シドはなぜか寝付けなかった。
瞼を閉じると、ついミーメのことを考えてしまう。
ミーメのことが、なぜか無性に気になるのだ。
だがミーメはバドが好きなのだ。
それでも、なぜかミーメを見ていると、無性にドキドキしてしまう。
これは、もしかして、恋なのか?
どうやらシドは、知らず知らずの内に、ミーメに恋してしまったようだ。
そのまま眠ることも出来ず、
彼は今、テラスに出て夜の風に当たっていた。
澄み切ったアスガルドの夜風は、とても肌に心地いい。
そのまま月をぼんやり見ているシド。
その横顔は精悍だが、どことなく憂いを秘めている。
それがジークフリートにはたまらなかった。
ジークフリートは、そういうシドの横顔が好きだった。
とても凛として、それでいてなぜか切なそうな、そんな憂いを秘めた横顔が。
そんなシドを見ていると、つい抱き締めてやりたくなるのだ。
(シド・・・・)
だが、それはできない。
そんなことをしてしまったら、ジークフリートのシドに対する気持ちがバレてしまうから。
それだけは、隠さなければならない。
ジークフリートは意を決っすると、シドに声をかけた。
『・・・シド』
シドがこっちをちらりと見た。
『・・・ジークフリート?』
だが、誰もいない。
ただ、彼の足元で、尻尾を振っている子犬以外は・・・
シドはしゃがむと、その子犬を見た。
栗色のふわふわの毛の、耳の長い子犬だ。
『おまえ・・・・どっから迷い込んだんだ?』
シドは、嬉しそうに尻尾を振る子犬の頭を撫でてやった。
『お前、一人ぼっちなのか?』
子犬は、シドの言葉が分かるのか、頷いてみせた。
『そうか・・・俺と同じだな。俺も一人なんだ』
|
| シドが子犬と出会ってから、 |
バド・シド
ジーク・ミーメ
不倫・浮気編 |
| バドはシドを添い寝して |
『・・・・ミーメ・・・・』
いきなりシドが、ミーメをふわっと背後から抱き締めた。
『シ、シド!?だめだよ!!』
ミーメは慌てて、シドから体を離そうとするも、シドにぎゅっと抱き締められて身動きできない。
『・・・ミーメ・・・いいだろ?』
シドが耳元で甘く囁いてくる。
『よくないって!!』
ミーメはドキドキしながらも、なんとか否定した。
いくらシドがバドそっくりだからって、やはりそういうことはできない。
それでもシドは構わずに、ミーメの首筋にキスして舌を這わせつつ、服の中に手を入れてきては、その滑らかな肌を撫でる。
『あ・・・・!だめ・・・だって・・・・!』
ミーメは感じながらも、それでも口ではなんとか拒否していたが、体は素直に反応してしまう。
シドは、今度はミーメの下半身に手を入れてきた。
さすがに焦るミーメ。
『あっ!?ソコはダメだよ!触らないで!!』
しかしシドは、それにも構わずにミーメのソコに触れた。
『あ・・・!』
ミーメの体が微かに震えた。
『ミーメ・・・大丈夫だよ・・・体の力を抜いて、俺に任せて』
シドは優しく、ソコを愛撫してくる。
『あ・・あぁ・・・・シド・・・』
ミーメは感じて吐息を漏らす。
|
『バミーちゃん、お父さんの』
バミーとエルザの大冒険!
『お父様とお母様』 |
|
恋とはどんなものかしら?
・・・バド・・・
ミーメは、バドのことを考えるだけで、胸が苦しくなった。
そのオレンジの瞳で見詰められるだけで、ドキドキが止まらない。
彼に迫られたら、NOとは言えない。
これが・・・恋?
ミーメは、苦しい胸を抑えながら思った。
私はバドに恋しているのか・・・?
こんな感情は初めてだった。
|
あとがき
宇多田ヒカルの「オートマティック」を聴いていて、思い浮かんだネタです。
私、こういう女→男な歌、大好きなんですよ!
このトップサイト名の由来でもある「ムーンライトミステリー」も
「ホ・シ・イ」も、「サドマン」も「灼熱の恋」も
女が、好きな男を想いながら歌う歌ってイイですよね〜v |
『』
早速、海に入る神闘士たち。
『うわあ、でっかい水溜りだ!』
初めて見る、広大な海に興味深々のフェンリル。
『はっはっは、フェンリル。これは水溜りではないぞ』
『そうなのか?』
『ああ、海といって』
トールは、そんなフェンリルを抱っこしてやると、海に入った。 |
バドは・・・
『ミーメ、』
ミーメが浜辺を歩いていると、若い男が声をかけてきた。
『そこの彼女、もしかして1人?』
いわゆるナンパである。
『・・・・・・・』
だがミーメは、そんなことなど気にせずに
無視して歩くミーメに、さらに男はしつこく付きまとう。
『ねえ、もしよかったら、俺と付き合わない?』
と、男がミーメに手を触れようとした、まさにその時、
ミーメは突然振り返って、男を見た。
そのかなりの美人顔に、男は思わず息を呑む。
『・・・私になにか用か?』
ミーメの妖しい赤い瞳で、
『・・い、いやあ・・・もし、ヒマだったら、俺と』 |
シドとバドは虎柄水着
フェンリルは毛糸の
ジークには紐パン。しかも女性物、超ハイレグ
『こんなもの、穿けるか!!』 |
ミーメの朝は早い。
まだベットで寝ているバドを起こさないように起き上がると、早速朝食を作る為、キッチンへ向かう。
|
バドは、ミーメを腕枕して、横に寝そべり、ミーメを優しく撫でていた。
その安らかな寝顔
規則正しい呼吸
上下する胸
|
『シドよ・・・』
ある日、シドのパパは言った。
『お前ももう二十歳だ。そろそろ結婚を考えねばならん。誰か付き合ってる女性はいないのか?』
『父上、その話は以前にも聞きました。が、俺の決意は変わりません。俺にはちゃんと好きな人がいますので、どうぞご心配なりませぬように、と』
『だが、お前が女性を家に連れて来たことなど一度もないではないか? 本当に好きな女性はいるのか?』
『父上・・・俺を疑っているのですか?』 |
黒蜥蜴
|
『もうすぐバレンタインデーですね?、ジークフリート』
『ええ、そうですね』
『あなたは誰かにチョコレートをあげるのですか?』
『は?』
『あら、あなたの場合は誰かからチョコレートをもらうのですね』
『え・・ええ、まあ・・・』
『うふふ・・一体誰からもらうのかしら?』
『は、はあ・・・それは・・・』
『ま、言わなくても分かってますけどね』
『・・・・・』
2人はしばらく無言でいたが、
突然ヒルダは、懐から包装紙を取り出すと、それをジークフリートに差し出した。
『ヒルダ様・・・・これは?』
『わたくしの気持ちです。当然、受け取ってくれますよね?』
どう見ても、チョコレートの包みのように見えるが・・・
(まさか・・・ヒルダ様が私にバレンタインチョコレートを!?)
正直嬉しいジークフリートだった。
『当然ですよ、ヒルダ様。ありがとうございます!』
ヒルダからチョコレートらしきものを受け取るジークフリート。
が、それは実はチョコレートではなかったのだ。
つつみを開けたジークフリートは・・・・
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『兄さん、俺が作ったチョコレートです!受け取ってください!』
『まあ、くれるんならもらっておくが・・・』
あっさり受け取るバド。
(やった!兄さんが俺のチョコを受け取ってくれた!)
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聖域紅クジラ団
アテナ沙織は、黄金聖闘士たちを前にして、
『皆さん、突然ですが、今から聖域紅クジラ団を開催いたします!』
『アテナ、』 |
夫婦交換
バドvミーメ
ジークvシド
『夫婦を交換しないか?』
妻×妻
ミーメはシドの眠るベットに潜り込んだ。
こうして間近で見てみると、確かにバドそっくりだが、果たしてあちらの方はどうなのか?
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| 変わり者で女嫌いの兄・バドに恋人を作らせるため、弟・シドはミーメ(男)を雇ってデートに誘わせる。 |
| 抱かれることに、女は弱い。それを愛だと感じてしまう。 |
ハーデスは考えていた。
『・・・ふむ・・・・退屈だ。なにか面白いことはないのか?パンドラよ』
『はっ、面白いことですか?』
『そうだ。余を満足させられるだけのことだ』 |
あとがき
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| 『私のこのおでこの星マークを見た者は皆・・・・死ぬのだ!!!』 |
| 『ああ、ジュリアン様・・・・なんて素敵なお方なの・・・!!』 |
『バド・・・私だけの、君でいてね・・・?』
『浮気は、絶対にしないでね?・・・もし、したら、許さないからね』
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シドは溜息をついていた。
とうとうバドがミーメと結婚してしまったのだ。
しかも子供までいる。
『はぁー、兄さん・・・・』
シドはバドを想い、溜息しか出てこなかった。
そんなシドの様子を見て、ジークフリートも心を痛めた。
(シド・・・・)
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今日は、2月7日
カミュの誕生日だ。
ミロは、当然のこと、氷河とアイザックもこの日ばかりは最愛のカミュの為になにかしたいと考えていた。
『今日はカミュの誕生日だな!』
『カミュは、一体なにが欲しいのだろうか?』
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今日はバレンタインデー
ここ、アスガルドでも、
『バドvv 私が真心込めて一生懸命作ったチョコレートだよ。当然食べてくれるよね?』
バドはミーメにチョコレートを渡されて、正直戸惑っていた。
実は・・・ここに来る前にも、チョコレートを貰っていた
義理チョコからハート型チョコまで大小様々のチョコレートを、 |
ジークフリートはバドを壁際に追い詰めて逃げられないようにすると
『』 |
『フレア、あなたはハーゲンのどこが好きなのです?』
『え、お姉さま、』
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『バドーー!!新年おめでとう!!』
ミーメがいきなりバドに抱きついてきた。
『ハッハッハ・・・ミーメは可愛いな!』
バドはそんな無邪気なミーメが可愛くて仕方ないようだ。
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『皆さん、新年明けましておめでとうございます』
ここは聖域、アテナ神殿。
そこには、黄金聖闘士達が勢揃いして、玉座に座るアテナこと城戸沙織の前に跪いていた。
沙織の左右隣には、サガとカノンがそれぞれ控えている。
『今年もこの聖域と、私アテナを守ってくださいね?』
黄金聖闘士達は皆一斉に頷いた。
『お任せください、アテナ!』
『まあ、頼もしいですね』
沙織は満足気に頷いた。
『ところで、アテナ。今日は』 |
アスガルド紅鯨団
『ちょっと待ったーー!!』
バドの前に、3人の男が立ちはだかった。
『に、兄さん・・・・・俺と、付き合ってください!!』
と、シド。
『バド・・・・私の子供を産んでくれ!!』
と、ジークフリート。
『バド・・・・私に赤ちゃんをはらませて!!』
と、ミーメ。
口々に無茶なことを言う3人に、とうとうバドはキレた。
『お前ら!!言ってることが支離滅裂なんだよっ!!』
そして、一人一人に向かって、ピシャリと言い放つ。
『シド! お前とは兄弟、しかも双子だから付き合うことはできん!!』
『そ、そんな・・・兄さん・・・・』
シドはうなだれた。
『そしてジーク!! 俺は女じゃないんだから子供など産めん!!』
『・・・・・』
ジークフリートは憮然としている。
『それにミーメ!! お前も女じゃないんだから、俺の子供をはらますことはできんだろう!!』
『うう・・・バドぉ・・・』
ミーメは残念そうに唸った。
『ったく、お前ら、揃いも揃って、ナニ馬鹿なこと言ってんだよ!?』
バドはうんざりして嘆いた。
いつもいつもそうだ。なぜかこいつら3人はバドに迫ってくる。
いい加減うんざりしていたバドは、この際はっきりさせようと考えた。
そこで・・・
『いいかお前ら、俺にはすでに好きな奴がいるんだ! だから俺のことは諦めろ! 分かったか!?』
思いがけないバドの告白に、さすがにショックを受ける3人。
『な!?、に、兄さんに、好きな人がいたなんて・・・・!?』
『はじめて聞いたぞ、そんなこと・・・・』
『私のバドを奪うなんて・・・・許せない!!』
一体バドの好きな相手とは誰なのか?
バドは困っていた。
つい、勢いであんなことを言ってしまったが、正直好きな人などいないのだ。
ただ、あの3人から逃れる為についたでまかせだった。
『はぁ・・・つい、あんな嘘ついちまったぜ・・・・どうすっかな?』
そこへ、
『あら、バド、どうしたのですか?そんな溜息などついて・・・』
ヒルダだ。
『あ、いえ・・・・』
バドはあいまいに頷いた。
『なにか困ったことがあるのなら、遠慮せずにわたくしに相談してくださいね』
『は、はい・・・・』
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その頃、ミーメは・・・
バドの帰りが遅いことに腹を立てていた。
『バド・・遅い!!、一体どこでなにをしているんだ!?』
ミーメがキレかけているのを察知したシドは、なんとかミーメを宥めようとした。
『ま、まあ、兄さんももう子供じゃないんだから、夜更かしくらいするさ』
そんな落ち着いたシドを、キッと睨みつけて、ミーメは言った。
『君は甘いんだよ、シド!!そんなんだからバドを私に取られるのさ!!』
(うっ!!)
グサッ!!
シドの心は深く傷ついた。
『それに、君こそジークフリートをしっかり見張ってないといけないだろう・・・・、って、もしかして・・・!?』
ミーメはなにかに気付いたようだ。
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『カミュ! もうすぐ誕生日だな!』
宝瓶宮にいるカミュの元へ、ミロが遊びに来て、開口一番そう言った。
『・・・そうだな』
カミュはクールに頷いた。
『そこでさ・・・俺と、誕生日を一緒に過ごさない?』
ミロは、思い切ってカミュを誘ってみたが、
『すまんが、ミロ。誕生日は毎年、氷河とアイザックと一緒に過ごすことになっているのだ』
『なんだ、そうなのか・・・』
残念がるミロ。
『だが、イブなら空いているぞ?』
『本当か!?』
途端に喜ぶミロ。
『ああ、だからイブなら、お前と一緒に過ごせる』
『やった!! イブはカミュと一緒に過ごせるんだな!?』
素直に喜ぶミロを、カミュは冷めたクールな目で見ていた。
そして、クリスマスイブ当日・・・
カミュはミロのために料理を作ってやることにした。
『ミロ。シベリア料理と、フランス料理、ついでにロシア料理、どれが食べたい?』
『うーん、カミュが作ってくれるもんなら、俺はどれでもいいよ!』
『・・・・そうか』
カミュはミロをちらりと見ると、
『では、ギリシア料理を作ってやろう』
『え、カミュ、ギリシア料理作れるのか?』
『ミロ、お前の為に勉強したんだ。』
『カミュ・・・俺の為に・・・・!!』
感激するミロ。
『ミロ、どうだ、美味いか?』
『ああ、カミュの作った料理ならなんでも美味いよ!』
『そうか・・・』
満足するカミュ。
さすがは2人の弟子を育て上げただけのことはある。
料理の腕は確かだ。しっかり主夫しているカミュ。
そんな料理上手のカミュを見て
『カミュ・・・俺と、結婚してくれないか?』
いきなりプロポーズするミロ。
突然のことに多少驚くカミュだが、
『・・・2人の子持ちだが・・・それでもいいのか?』
『ああ、かまわんさ!』
『分かった・・・だが、氷河とアイザックの意見も聞きたい。それまでいいか?』
『ああ、待ってやる』
早速カミュは、次の日のクリスマス。
氷河とアイザックに報告した。
『実は、ミロから告白されたんだが・・・・お前達の意見を聞きたい』
『こ、告白って、愛の告白ですか、カミュ?』
『そうだ、結婚してくれと言われた・・・・』
『そ、そんな・・・!?』
ショックを受ける弟子2人。
『あ、あの単純単細胞のミロが、俺達の父親になるなんて・・・!!』
『・・・・別に父親になる訳ではない・・・・』
『でも、カミュと結婚するのでしょう?』
『』 |
今日はバレンタインデー
好きな人にチョコを渡して、愛の告白をする日だ。
ヒルダフレア姉妹も、この日の為にチョコレートを作っていた。
それぞれの想い人へ渡す為に・・・
『お姉さまは、誰にお渡しするのかしら?』
『うふふ・・・さて、誰でしょうね?』
『もう、お姉さまのいじわる、教えてくれてもいいでしょう?』
『それは・・・秘密ですわ』
『どうせ、アルベリッヒか、ジークフリートに渡すんでしょう?』
『そういうフレアは、ハーゲンに渡すのでしょうね?』
『当たり前よ、私はお姉さまと違って、ハーゲン一筋だもの』
『うふふ、でも1人の男にばかりで、その内、飽きないかしら?』
『・・・え?』
『男なんて、星の数ほどいるんですもの・・・フレアもハーゲンだけでなく、もっと色んな男を知った方がよろしくてよ?』
『・・・あのー、お姉さま・・・?』
『おほほ、わたくしも、ジークフリートとアルベリッヒに飽きたら、次は誰にしようかしら?』
『・・・・・』
『ふふふ。そうね、あの双子がいいかしらね』
(・・・お姉さまの発作がまた始まったわ!)
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ジークフリートは、シドがいなくなってから、寂しい日々を送っていたが。
それからしばらくして、またしても誰かがドアを叩く音がした。
(まさか! シドが帰ってきたのか!?)
ジークフリートは期待を抱きつつもドアを開くと、そこには・・・
『シド!?・・・・・が、2人・・・・!?』
確かにそこにはシドがいた。
しかも2人も!
『久しぶりだな、ジークフリート。元気してたか? あの時、急に姿を消して悪かったな!』
『ああ、シド。また会えて嬉しいよ!・・・・それと、シド、お前、分裂したのか?』
シドが2人いることが不思議で、ついジークフリートは聞いてみた。
『あっははは、いくら俺が虎化したからといっても、まさかさすがに分裂まではできないさ!』
とシドは、もう1人のシドを指差して、
『紹介しよう。こちらは俺の兄貴のバド。そしてこちらがジークフリートだよ、兄さん』
バドと呼ばれた男は、どう見てもシドそっくりだったが、なんとなく雰囲気が違うようだ。
『お前がジークフリートか? 弟が世話になったようだな。俺からも礼を言う』
『いや、私は当然のことをしたまでだ』
『フッ、そう言うな。今日は弟を助けてもらった礼に来たんだ』
『礼? そんなことしてくれなくても、私はシドと暮らせただけで充分だったのだがな』
『それではこちらの気が済まん。どうか礼をさせてくれ』
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『シドには、ユリの花がよく似合うな』
『俺はユリか・・・?』
『ああ、清楚で可憐で穢れが無い、無垢なユリだ』
『そうか・・・。そういうジークフリートは、薔薇だな』
『私は薔薇か』
『ああ、豪華で気高く美しい。そして、トゲがある・・・』
『フッ、言ってくれるな』
シドの皮肉に思わず笑みがこぼれるジークフリート。そこへ、
『・・・・なあ、俺はなんなんだ?』
いきなりバドが口をはさんだ。
『お前、いたのか・・・?』
『俺ははじめからいたわ!!お前がいきなり俺とシドの間に乱入してきたんだろうが!!』
『フッ、そうだったかな?』
『なに、しらばっくれてるんだよ!!』
『兄さん、やめてください! ジークフリートも喧嘩しないで!』
いきなり喧嘩を始めた2人を、あわてて止めに入るシド。
実は、バドとシドが会話してる時に、いきなりジークフリートが2人の間に割って入って、そのままシドと会話を続けていたのだ。
そしてバドはのけ者扱いされていた。
『フッ、さっきの話だが、バドには所詮、トリカブトがお似合いだな!』
ジークフリートは皮肉を込めてそう言った。
『とりかぶと? なんだそれは?』
『知らないのか?今度、食べてみるといいぞ!』
ジークフリートのブラックジョークに、バドは気付いていないのか。
『ジークフリートも、兄さんをからかうのはよしてくれ』
たまらずシドが仲介に入った。
なぜこの2人は、すぐ喧嘩をしてしまうのか?
『なあ、シド、とりかぶとってなんだ?』
なおも気になるのか聞いてくるバドの問いに、正直答えていいものかどうか・・・
『兄さん、トリカブトは綺麗な花ですよ・・・多少毒気がありますけどね』
『そうなのか・・・』
『はい。まあ、兄さんに似てるといえば似てるような気もしますが・・・・』
複雑な心境のシド。
『ふっ、そういうことだ。分かったら私とシドの邪魔はしないでくれ』
『そもそも邪魔をしたのはお前の方だろう!?』
またもや険悪になるジークフリートとバド。
シドは、そんな2人を呆れて眺めていた。
そこへ・・・
『あらあら、3人とも、楽しそうになにを話しているの』
どう見ても、楽しそうに見えない3人に近づいてくる人物がいた。
それは・・・
ヒルダとフレアの姉妹だった。
まさに花のように美しい姉妹の登場に、ジークフリートもバドも喧嘩をやめた。
ヒルダはジークフリートに。
フレアはバドに。
それぞれ近づくと、 |
きっと気持ちを伝える為に 好きと言うのは傷つくこと
装いだけの優しさなら そんな優しさいらないから
君が本当に好きだから 私生きてるその為に
胸の高鳴り信じるから 今は振り向くことはない
愛し抱かれた月の夜 あなたが注いでくれたもの
好きと言わなきゃあなたには 本気で愛してほしいもの
優しいだけの言葉ならば きっと心に届かないわ
本当の言葉伝わるなら いつになっても忘れないよ
指で伝える 愛する意味
指で伝える 愛すること
指に伝わる 君の温度
指に伝わる 君の言葉
何も言わずに 側にいるよ
何も言わずに 見つめている
何も言わずに 側にいるよ
何も言わずに 見つめているわ |